近年、その成長性から米国株への注目が高まっています。
日経平均株価が最高値を未だに更新できない中、NYダウやナスダックは最高値を更新し続けています。
しかも日経平均を支えているのは他ならぬ日銀であることが知れ渡っており、海外の機関投資家はそれを尻目に連日日本株を売り越していることを考慮すれば、日銀が日経平均の高値を維持し続けることは早晩成り立たなくなることが見えています。
このように注目が高まっている米国株ですが、
米国の個別株の購入手数料を低く抑える方法は2つ
米国の個別株の購入手数料を抑える方法は2つあります。
証券会社 | 大手ネット証券 (例:SBI証券) |
One Tap Buy | CFD (例:GMOくりっく証券) |
購入手数料 | 0.45%(税別) 最低:5米ドル 上限:20米ドル |
0.5%(税別) | なし |
為替手数料 | 片道4銭 | 片道35銭 | なし |
注文方法 | 指値/成行 | 成行 | 指値/成行の他、逆指値やOCO注文等の特殊注文も可能 |
取扱銘柄数 | 251銘柄 | 30銘柄 | 59銘柄 |
レバレッジ | ✕ | ✕ | ○ |
売買の方向 | 買いのみ | 買いのみ | 買い・売り |
売買手数料はOne Tap Buyが最も高いですが、大手ネット証券の場合最低購入手数料が5ドルであるため、一度に約10万円以上購入しない場合は、One Tap Buyの購入手数料の方が安くなります。
現物の米国株を購入する場合はドル建てなので日本円をドルに交換したうえで取引する必要があるため、為替手数料が発生します。住信SBIネット銀行で米ドル外貨預金を買いSBI証券に入金すれば、SBI証券がOne Tap Buyよりも安いです。
しかしながら、CFDで米国株を購入する場合は、円建てて購入するためドルに両替する必要がなく、為替手数料が発生しません。なおかつ、購入手数料もかからないため、米国の個別株を購入するのであればCFDが最も安くなります。
One Tap BuyとCFDをそれぞれ見ていきましょう。
One Tap Buyは投資初心者におすすめ
手数料では大手ネット証券に劣後するものの、米国の個別株の購入において最もハードルが低いのがOne Tap Buyです。
銘柄数は30銘柄と少ないですが、代表的な銘柄の取扱があります。また、1000円単位で売買することができるようになっており、小額から米国株が買えるようになっているのです。
手数料率も0.5%と大手ネット証券とほとんど差がありません。若干高いですが、最低手数料の設定がないため、少額でコツコツ買い進めたい方にとっては、大手ネット証券よりもOne Tap Buyの方がおすすめです。
購入金額の目安として、1回あたりの購入金額が10万円を超える場合は大手ネット証券、10万円以下の場合はOne Tap Buyを使うことにより安い手数料で取引が可能です。
CFDは投資に慣れており少しでもコストを抑えたい人におすすめ
CFDでは購入手数料も為替手数料も発生しないため、最も安価に個別株に投資することが可能です。
また、取扱銘柄数も59銘柄と大手ネット証券には劣りますが、有名な銘柄は抑えており、グロース株も高配当株も取り揃えているため、様々な志向を持つ投資家におすすめできます。
さらに、CFDの特徴として、レバレッジ取引が可能であるという点も忘れてはなりません。レバレッジ取引とは、自己資金よりも多くの資金量で取引ができる仕組みです。例えば、1万円で3万円分の銘柄を購入する場合、自己資金の3倍の資金量を投資しているため、レバレッジが3倍になります。
レバレッジを掛けるメリットは、少ない資金量であっても多くの株数を購入することができるため、現物取引に比べ、売却損益・配当額もレバレッジ倍数分だけ多くなります。注意点としては、損するリスクもレバレッジ分だけ大きくなるため、現物取引よりも損する可能性もあることです。レバレッジ1倍であれば現物取引と同じリスクになりますので、どの程度レバレッジをかけるのかは各自がどの程度リスクを取れるかという判断になります。
さらに、現物取引が買った銘柄を売って利益を出すという形しかないのに対し、CFDでは「空売り」が利用できることも特徴的です。空売りでは手元に持っていない株式であっても借りて売ることができます。そのため株価が高く、これから下がることが予想されるときに空売りをして、その後予想通り株価が下落したところで買い戻して利益を得るという取引が可能です。
このように手数料が安いだけでなく、現物取引に比べ様々な取引方法があるため、利益を出すための手段が多く取り揃えられているCFDを積極的に活用したいところです。
まとめ
One Tap Buyは以下の人におすすめです。
- 投資金額は1銘柄あたり10万円以下でコツコツ投資したい人
- 手軽に米国株投資をしたい人
CFDは以下の人におすすめです。
- とにかくコストを抑えて取引したい人
- 積極的にリスクを取って大きな利益を得たい人
- キャピタルゲインもインカムゲインも狙いたい人
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