高金利通貨へのスワップ投資によりスワップポイントで生活できたら…と考えを巡らせたことがある方は少なくないのではないでしょうか。
以前、メキシコペソ円へのスワップ投資により、スワップポイントで生活するための必要資金がいくらになるか計算してみました。
今回は、比較的リスクの高い新興国通貨のリスク分散として南アランド円へのスワップ投資について解説していきます。
南アランド投資の特徴
南アランドは高金利通貨として最も知られている通貨の一つで、最低購入資金3,300円程度で年利6.7%(レバレッジなしの場合)になります。もちろんレバレッジを2倍、3倍とかけていけば年利はレバレッジ倍率に応じて跳ね上がります。
1万通貨あたりのスワップポイントが15円/日ですので、1万通貨を保有する場合は15円×365日=5,475円のスワップポイントが受け取れます。
それでは実際にスワップ投資で生活するための具体的な試算を行っていきます。
なお、試算の前提として1日のスワップポイントは15円/1万通貨とし、南アランドは1通貨=8.2円とします。
まずは生活費に対する具体的な必要資金を把握するため、目標とする生活費のケースごとに試算してみます。
ケース1:生活費10万円/月
・必要証拠金(レバレッジ25倍): 必要証拠金3,288円/1万通貨×222=730,667円
・必要証拠金(レバレッジ2倍): 必要証拠金41,100円/1万通貨×222=9,133,333円
この場合、南アランド円=4.44円まで下がってもロスカットされません。
・必要証拠金(レバレッジ3倍):必要証拠金27,400円/1万通貨×222=6,088,889円
この場合、南アランド円=5.81円まで下がってもロスカットされません。
・必要証拠金(史上最安値までロスカットされない):必要証拠金 22,000円/1万通貨×222=4,888,889円(この場合のレバレッジは3.74倍)
ケース2:生活費15万円/月
・必要証拠金(レバレッジ25倍): 必要証拠金3,288円/1万通貨×333=1,096,000円
・必要証拠金(レバレッジ2倍): 必要証拠金41,100円/1万通貨×333=13,700,000円
この場合、南アランド円=4.44円まで下がってもロスカットされません。
・必要証拠金(レバレッジ3倍):必要証拠金27,400円/1万通貨×333=9,133,333円
この場合、南アランド円=5.81円まで下がってもロスカットされません。
・必要証拠金(史上最安値までロスカットされない):必要証拠金 22,000円/1万通貨×333=7,333,333円(この場合のレバレッジは3.74倍)
ケース3:生活費20万円/月
・必要証拠金(レバレッジ2倍): 必要証拠金41,100円/1万通貨×444=18,266,667円
この場合、南アランド円=4.44円まで下がってもロスカットされません。
・必要証拠金(レバレッジ3倍):必要証拠金27,400円/1万通貨×444=12,177,778円
この場合、南アランド円=5.81円まで下がってもロスカットされません。
・必要証拠金(史上最安値までロスカットされない):必要証拠金 22,000円/1万通貨×444=9,777,778円(この場合のレバレッジは3.74倍)
スワップポイントを再投資する場合のスワップ生活シミュレーション
・現在値は1通貨8.2円とし変動しないものとする
・2.5万円ごとに1万通貨購入する
・スワップポイントは全額再投資に回す
・年間の積立額は100万円とする
2.5万円につき1万通貨購入しますので、レバレッジ倍率は3.29倍(2.5万円÷8.2万円=3.29倍)となります。
この程度であれば許容範囲ですし、過去最安値までの値下がりに耐えるためのレバレッジ倍率は3.74倍(必要証拠金22,000円/1万通貨)で良いのでこれ以上レバレッジを上げなければ大丈夫でしょう。
100万円/年を積み立てる場合の試算結果
・7年目には20万円/月(年間240万円)の目標を達成可能(積立金累計700万円)
・8年目には30万円/月(年間360万円)の目標を達成可能(積立金累計800万円)
・さらに会社員の平均年収(432万円)も9年目に突破
年数 | 購入通貨数(万通貨) | 累計通貨数(万通貨) | 年間スワップ | 購入可能枚数 | 積立金累計 |
1 | 40 | 40 | ¥219,000 | 8 | ¥1,000,000 |
2 | 48 | 88 | ¥481,800 | 20 | ¥2,000,000 |
3 | 60 | 148 | ¥810,300 | 32 | ¥3,000,000 |
4 | 72 | 220 | ¥1,204,500 | 48 | ¥4,000,000 |
5 | 88 | 308 | ¥1,686,300 | 68 | ¥5,000,000 |
6 | 108 | 416 | ¥2,277,600 | 91 | ¥6,000,000 |
7 | 131 | 547 | ¥2,994,825 | 119 | ¥7,000,000 |
8 | 159 | 706 | ¥3,865,350 | 155 | ¥8,000,000 |
9 | 195 | 901 | ¥4,932,975 | 197 | ¥9,000,000 |
10 | 237 | 1,138 | ¥6,230,550 | 250 | ¥10,000,000 |
2.5万円ごとに1万通貨購入するため、初年度の購入可能通貨数は40万通貨です。
2年目以降はスワップポイントが雪だるま式に大きくなりますので、スワップポイントだけでもかなりの通貨数を購入することが可能になります。4年目には年間積立金額を年間スワップポイント合計額が超えることとなり、どんどん資産が増えていくことになります。
そして積立開始から9年で会社員の平均年収である432万円を超過します。
10年間も積立できなくても4年間で合計400万円を積立できれば、少しかかる時間は増えますがあとは追加入金せずとも再投資だけでスワップ生活を実現することができます。
おすすめのFX会社
それでは上記のスワップポイント生活を実現するためのFX会社をご紹介しましょう。
南アランドを取り扱う会社はたくさんありますが、100円/1万通貨/週を超えるスワップポイントを付与している会社は数えるくらいしかありません。
以下のリンクから口座開設してみてください。無料で5分でサクッと完了します。
FX会社 | スワップポイント | スプレッド | 未決済での引き出し可否 | 複利運用の可否*1 |
---|---|---|---|---|
[affi id=15] | 105円 | 1.8銭 | ○ | ○ |
[affi id=14] | 105円 | 1.8銭 | ○ | ○ |
[affi id=20] | 90円 | 3.0銭 | ✕ | ○ |
[affi id=22] | 84円 | 1.9銭 | ○ | ○ |
[affi id=21] | 52円 | 1.2銭 | ○ | ● |
*1:スワップポイントが発生すると自動的に証拠金に反映され、新規の購入に充当できるかどうか
セントラル短資FXは、未決済ポジションのスワップポイントを利用して新規投資が可能ですが、スワップポイントが付与される際に税金が引かれた状態で付与されるため「●」としています。
未決済でスワップポイントが引き出せ、スワップポイントを利用して複利運用ができる会社を選ぶべきです。特にスワップポイントを引き出して生活費の一部に充てる場合は引き出し可能なFX会社を利用するのが必須になります。
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