元金100万円でくりっく株365で積立投資をした場合の配当金をシミュレーションしました。この運用方法により30年以内に資産額1億円を超え、かつ年間1,000万円の配当金を得ることができる可能性があります。
くりっく株365とは
くりっく株365って何?という方はまずは以下の記事を読んでください。
運用条件
- 初期投資額は100万円とします
- FTSE100に月5万円(年間60万円)の積立投資を行います
FTSE100は他の商品に比べ、必要証拠金に対する配当金比率が高いため、FTSE100に配当投資することとします。
- 20万円につき1枚購入します
ブレグジットの際の最高値(7,122)と最安値(5,499)を見ると下落率は23%になります。必要証拠金は26,000(2018年8月1日時点の証拠金基準額)を前提とし、証拠金率が100%を下回るとロスカットされることを考慮すると、最高値で購入していた場合の最大含み損は約16万円となりますので、ロスカットされないための証拠金額は約19万円(必要証拠金26,000円+含み損162,300円)となります。従って、20万円をロスカットされないための必要証拠金とします。
※100年に1度と言われるリーマンショック級の大暴落が発生した場合は、ロスカットされないための必要証拠金は約30万円となりますので、この運用条件ではロスカットされてしまいます。ただし、そこまでの下落は極めて稀ですし、資金効率が下がってしまうので、今回のシミュレーションでは対象外としています。
- 年間の積立額及び配当金はその全額を次年度に再投資します
30年複利運用したシミュレーション結果
9年目に年間配当額が100万円を突破し、28年目には年間配当額1,000万円に到達します。一方、資産額は29年目に大台の1億円を突破します(うち元金1,900万円)。約30年の中で積立投資・配当再投資を行うことで元本を5倍強にすることができました。
加えて、FTSE100は緩やかながら株価が上昇傾向ですので、数十年の投資期間により評価益も多額になっていることが想定されます。
配当金と資産総額の推移
運用条件通りに運用した場合の年別の年間配当金と資産総額は以下の通りとなります。
運用期間 | 保有枚数 | 年間配当金 | 資産総額 |
1年 | 5 | ¥107,040 | ¥1,707,040 |
2年 | 9 | ¥192,672 | ¥1,899,712 |
3年 | 13 | ¥278,304 | ¥2,178,016 |
4年 | 17 | ¥363,936 | ¥2,541,952 |
5年 | 22 | ¥470,976 | ¥3,012,928 |
6年 | 27 | ¥578,016 | ¥3,590,944 |
7年 | 33 | ¥706,464 | ¥4,297,408 |
8年 | 40 | ¥856,320 | ¥5,153,728 |
9年 | 47 | ¥1,006,176 | ¥6,159,904 |
10年 | 55 | ¥1,177,440 | ¥7,337,344 |
11年 | 64 | ¥1,370,112 | ¥8,707,456 |
12年 | 74 | ¥1,584,192 | ¥10,291,648 |
13年 | 85 | ¥1,819,680 | ¥12,111,328 |
14年 | 97 | ¥2,076,576 | ¥14,187,904 |
15年 | 110 | ¥2,354,880 | ¥16,542,784 |
16年 | 125 | ¥2,676,000 | ¥19,218,784 |
17年 | 141 | ¥3,018,528 | ¥22,237,312 |
18年 | 159 | ¥3,403,872 | ¥25,641,184 |
19年 | 179 | ¥3,832,032 | ¥29,473,216 |
20年 | 201 | ¥4,303,008 | ¥33,776,224 |
21年 | 226 | ¥4,838,208 | ¥38,614,432 |
22年 | 253 | ¥5,416,224 | ¥44,030,656 |
23年 | 283 | ¥6,058,464 | ¥50,089,120 |
24年 | 316 | ¥6,764,928 | ¥56,854,048 |
25年 | 355 | ¥7,599,840 | ¥64,453,888 |
26年 | 396 | ¥8,477,568 | ¥72,931,456 |
27年 | 441 | ¥9,440,928 | ¥82,372,384 |
28年 | 491 | ¥10,511,328 | ¥92,883,712 |
29年 | 547 | ¥11,710,176 | ¥104,593,888 |
30年 | 609 | ¥13,037,472 | ¥117,631,360 |
※資産総額には元金100万円と毎月の積立額を含む。
※配当金は2017年の配当金実績から金利調整額を差し引いた実質配当金額で計算
シミュレーション結果に対する考察
運用を開始してしばらくは資産の増加率があまり高くありませんので、運用初期段階にどれだけ資金を確保するかで後々のパフォーマンスに大きな差が出ます。今回のシミュレーションでは、運用スタート時に100万円あるのに加えて年間60万円を積み立てるという前提で進めましたので、初期段階からそれなりの枚数を買い進めることができました。
上記の表を見ると、7年目から年間積立額よりも年間配当額が上回り、配当を再投資に回すことで資産の増加に更に拍車がかかります。運用後期においては、配当金が大幅に増え、配当金で買い進めているのとほとんど変わらない状況となりますので、ある程度の資産額まで増やすことができればあとは、運用ルールに従って買い増すだけで資産総額が雪だるま式に大きくなります。
この運用ルールはブレグジット級の暴落に耐えられるように設計しており、リーマンショック級の大暴落が発生した場合にはロスカットとなってしまう可能性がありますが、徐々に証拠金の額を増やしたり買い増すペースを落とすことで、リスクを抑えて安全に運用し、持続的な資産運用をしていくのも手です。
くりっく株365の始め方
FTSE100の株価上昇率が低いとはいえ、ゆるやかに上昇しているため、値上がり益と配当で2重の利益を得ることが可能です。
また、FTSE100は必要証拠金が少なくてすむため、積立投資に向いているという側面があります。コツコツ積立して配当金を増やしていく作戦が良さそうです。
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